室温は19℃で十分!? 「暖房の使い過ぎ」で肥満になることが判明

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

寒い戸外から暖房の効いた部屋に帰るとホッとしますよね。しかし、その室温次第で肥満になる可能性があるとしたら!? 

暖房を使いすぎることが脂肪を作ってしまうという驚きの研究が、『BBC Health』で紹介されました。

 

■暖房は19℃で十分ということが明らかに

体内でエネルギーを燃やすには、ある程度の寒さが必要なことがわかっています。かといって、寒いほど痩せるというわけではありませんのでご注意を!

暖かい部屋に帰宅するととても快適に感じますが、必要以上に室温を上げると、体は自身を暖かく保つためのカロリー消費を必要としなくなります。

マーストリヒト大学医療センターのマルケン博士は、19℃という温度が体内のバランスを適度に保つのに最適だという結果を導き出しました。

 

■寒さから体を守るため褐色脂肪細胞が燃える

主に肩甲骨や首まわりに多くあるとされる褐色脂肪細胞は、もちろん全身のいたるところにもあります。体内に蓄積された脂肪が褐色脂肪細胞になることで初めて、エネルギーを作り出すために脂肪が燃え始めます。

十分に暖かいのに必要以上に部屋を暖めていると、脂肪を燃やす代謝機能がゆるやかに下降してしまう、これがマルケン博士の見解です。

 

■室温23℃以上の英家庭は痩せ体型という統計も!?

一方でイギリスの10万に及ぶ家庭を調査したダリー博士は、イギリスで室内を23℃以上に設定している家庭では、やや細身の人が多いことを指摘。この温度になると、体は逆に体温を下げようとするからだそうです。

低室温のまま過ごすと、脳卒中のリスクが上がることも問題ではないかと反論しています。暖かい部屋では空腹も感じにくいという結果も出ているそうです。

しかし英国立肥満学会では、やはり褐色脂肪細胞を活発にさせる環境のほうがよいのではないか、という結論にたどり着きました。

 

■古くは夏基準で作られた日本家屋は寒かった

そもそも西洋と日本では家の作り方に大きな違いがありました。日本には暑さを快適にしのげれば、寒さは暖をとればどうにでもなるという考えが根付いていたからです。

冷房のない時代、熱中症で倒れることは命に関わる危険なこと。いろり・火鉢・こたつなどで体を暖めることが日本での暖房の考え方で、部屋全体を暖めるという概念はなく、気密性よりも風通しが重視されていました。

一方、冬はマイナス10℃以下になることもある欧州では、住居には高い気密性が必要だとされています。部屋全体を暖めないと命に関わる寒さをしのぐためです。気密性が高すぎると空気がこもるため、開けられた穴が窓です。

このように西洋と日本では家に対するもともとの考え方が違います。住居暖房の違いが、肥満率の上昇と関係していることが明らかになったのが今回の調査です。

 

機器に頼るのではなく、体の機能を調節するというのは健康的な発想ですね。衣服を上手に使って暖をとり、快適に過ごせる室温を探すのもよさそうです。

 

【関連記事】

※ 超意外な事実!「間食の摂り過ぎ」は後の満足度が低いことが判明

意外と飲みがちだけど危険!管理栄養士が絶対飲まないNGドリンク

李家幽竹が明かす「劇的に運のいい人」になる不要品の捨て方とは

たった30秒でできる!ほうれい線が消える「ごま油うがい」とは

湯船につかれない人は「たった1つのコツ」でシャワーを効果的

 

【参考】

※ Central heating may make you fat, say researchers – BBC news health