卵子の老化は防げる?妊活中の女性が知っておきたい大事なこと

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多くの女性にとって、いつか子どもを持つことは一つの夢ではないでしょうか。 でも、いくつになっても子どもを産めるわけではありません。そういった事実の認識が広まり、最近、妊活や卵活という言葉がよく聞かれるようになりました。

しかし、働く女性にとって子どもを持つ時期を選択するのは難しいもの。「仕事は続けたいし、子どもも欲しい。でも卵子が老化するっていうし……」とモヤモヤしている方も多いのでは?

そこで今回は、卵子の老化について不妊治療の第一人者である船曳美也子医師に伺ってみました。

 

■Q1:「卵子は老化する」と聞きますが、本当ですか?

「細胞の中にはミトコンドリアという小さな器官があって、呼吸で取り込まれた酸素からエネルギーをつくり出しています。しかし、エネルギーをつくるとき、同時に体の中で活性酸素という物質ができます。 この活性酸素がまわりの分子を酸化させることが細胞の老化。女性の大敵である、しみやしわなどの原因になるばかりか、動脈硬化や脳梗塞、がんの原因になります。

それを防ごうと、体内では酸化ストレスに対抗する酵素がつくられているものの、この酵素をつくる能力は年齢と共に低下していくのです。加齢によって抗酸化力が弱まると、活性酸素にやられてミトコンドリアの機能が低下してしまい、ますます活性酸素をつくり出してしまうという悪循環に。

そして、卵巣の中でできた過剰な活性酸素の影響で、卵子に染色体の異常が起きてしまうと考えられています。これが“卵子の老化”で、30代後半から急速に妊娠率が下がっていく最大の理由です。」

将来、確実に子どもを持ちたい方は、できるだけ早く妊活を始めた方がよさそうですね。

 

■Q2:卵子の老化は防ぐことはできないのでしょうか?

できるだけ早く妊活を……といっても、会社やパートナーとの事情もあって、なかなか自分の思い通りにはいかないこともありますよね。なんとか卵子の老化は防げないのでしょうか。

「“卵巣の老化は避けられない”のは事実ですが、全く打つ手がないわけではありません。日常生活に気をつけることで、卵巣の老化を少しでも遅らせることはできます。卵巣のアンチエイジングとは、なによりも“抗酸化力を高める”こと。まず、喫煙や運動不足、過食や糖質・脂肪の摂りすぎは、抗酸化力を弱めてしまうので要注意。ビタミンCやE、グルタチオンなどには抗酸化力があるので、総合ビタミンのサプリメントを使うのもよいかもしれません。

緑黄色野菜に多く含まれるアルギニンや、魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸も酸化ストレスを低下させます。レスベラトロールを多く含む赤ワインは、飲みすぎはよくないものの、適量であれば動脈硬化やがんにも予防効果があることがわかっています」

こうしてお話を聞いていると、お肌のために行うエイジングケアと変わりませんね。お肌の老化も卵子の老化も、原因は活性酸素。生活習慣が重要なカギなのです。

「そして一番大切なのは、前向きな心。実際、ネガティブな考え方をする人のほうが細胞の老化が早いことがわかっていますから、ポジティブシンキングでいきましょう」

 

今回は卵子の老化に迫りました。卵子のエイジングケアも肌のエイジングケアも方法は同じ。美しくいられて卵子の老化も防げる生活習慣を、ぜひ取り入れてみてくださいね。

 

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【取材協力】

※ 船曳美也子・・・女性の医学を専門とするクリニックグループの医療法人オーク会(本拠地:大阪府大阪市 理事長:中村嘉孝)所属。オーク会は不妊治療を専門としており、各種検査から体外受精・顕微授精の高度技術までをカバーする「リプロダクションセンター」および「サージセンター」を備えており、大阪では不妊治療の実績トップクラスと言われ、年間約3,000周期の治療を行っている。