実は「バストアップサプリ」には大きな危険が潜んでいた

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みなさんは、どんなバストケアをしていますか?

『美レンジャー』では、過去の「やっちゃいけない“バストの老化を加速させる”NG習慣3つ」「埼玉県が“最も貧乳が多い都道府県”に選ばれちゃった理由」などの記事で、バストケアを紹介してきました。

でも、私たち女性はどうしても即効性を求めがち。そのためか、今バストアップサプリメントも大変人気です。しかし、そのバストアップサプリメントには、女性にとって大きな危険が隠れているのをご存知でしょうか。

今回は、バストアップサプリメントを摂る前に、知っておくべきことをお伝えしたいと思います。

 

■気をつけたいサプリ“プエラリア・ミリフィカ”

バストアップに有効であるといわれ人気になっているプエラリア・ミリフィカのサプリ。プエラリア・ミリフィカには、どのような性質があるのでしょうか。 

プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモンの1つであるエストロゲンに似た作用があると言われています。しかも、大豆などに含まれるイソフラボンよりも強いエストロゲン作用があるようです。

その強い作用があることから、「バストアップ効果がすごくありそう!」と思い飛びつきがち。ブログなどで、実際にプエラリア・ミリフィカのサプリでバストアップされた方の写真を見ると、より一層興味が湧きますよね。

でも、実はプエラリア・ミリフィカは、要注意のサプリメント。その理由は恐ろしいものです。

 

■エストロゲン不足ではなくバランスが崩れている

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。

エストロゲンには、肌を美しくしたり、バストを大きくしたり、女性らしい体にする働きがあり、プロゲステロンには、赤ちゃんを育てるために子宮内膜をふかふかにして着床しやすい状態にし、体温を上げ、妊娠を継続しやすくする働きがあります。

プロゲステロンは同時に皮脂分泌を増やすので、プロゲステロンがまるで悪者かのように思いがち。でも、エストロゲンが増えすぎてしまうと、恐ろしいリスクが出てきます。

婦人科医、松村圭子著の『女性ホルモンがつくる、キレイの秘密』によると、そのリスクを以下のように説明しています。

<実はエストロゲンには乳がんや子宮体がんのリスクを高めてしまう、マイナスの要素もあります。キレイになる作用の一方で、重い病気を促進してしまう怖い作用もあるのです。

このエストロゲンの暴走を止めて、負の作用を打ち消してくれるのが、プロゲステロンなのです。(中略)むしろ現代の女性は、「エストロゲン優位」になりがちともいわれます。>

エストロゲン優位になりがちなのに、エストロゲン作用が強いプエラリア・ミリフィカのサプリメントを摂っていると、ホルモンバランスがどんどん悪くなってしまう可能性があります。

乳がんや子宮体がんは、若くてもかかる可能性が十分あるがん。むやみにプエラリア・ミリフィカのサプリを摂って、病気のリスクを高めるのは危険ですよね。

同様にエストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンは、食事から補う分には大量摂取が難しいので問題ないですが、サプリメントで上乗せして補う場合は1日30mgまでとされています。

<20代~アラフォー世代には、女性ホルモンが不足しているというよりも、このふたつのバランスを崩している人の方が多いのです>

同著では上記のように指摘しており、ホルモンバランスが崩れると、月経不順、排卵障害、不妊などの問題も出てくる可能性があるのです。

美しく健康で、いつか子どもを授かるためには、エストロゲンを補うのではなく、エストロゲンとプロゲステロンのバランスを整えるようにするべきなのですね。

 

■ホルモンバランスを整えるには

(1)十分を睡眠をとる

「“秋田県に美人が多い理由”睡眠時間も関係していると判明」の記事にもあるように、睡眠は美しくあるためにとっても大切。ぐっすり眠れる方法は、「“ぐっすり眠りたい人”必読!最高の睡眠をとる秘訣8つ」で紹介しています。

(2)冷えを治す

過去記事「体を芯から温めて“ホルモンバランスを整える”方法5つ」でも紹介しましたが、冷えを改善することも重要です。トマトやキュウリなど体を冷やす性質の食べ物や、冷たい飲み物を控えるようにしましょう。

(3)ストレスを溜め込まない

ストレスを感じないようにするのは無理ですよね。ストレスを溜めこまないように、毎日リラックスできる方法を自分で決めておくのがよいでしょう。

アロマはリラックス効果に加え、さまざまな効果があるのでおすすめです。やり方は「グッズ不要!身近なものだけでOKな超簡単アロマテラピー」 を参考にしてみてくださいね。

(4)婦人科で相談する

とくに月経不順や月経痛、低体温、不正出血がある方は、婦人科で問題がないか診てもらいましょう。ホルモン値を測り、バランスが崩れている場合は、低用量ピルなどのホルモン剤、漢方などを処方してもらえます。

 

いかがでしたか? プエラリア・ミリフィカのサプリメントをどうしても使いたい方は、まずは婦人科で相談してみましょう。自己判断でホルモンに似た作用のサプリメントを摂ると、思わぬ悪影響が出てきます。十分注意してくださいね。

 

【参考】

松村圭子(2012)『女性ホルモンがつくる、キレイの秘密』(永岡書店)