普段よく口にするけど実は「毒入りの危険な食べ物」5つ

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人間は自然界から食べ物を摂取していますが、自然の中には人間にとって害のある物質がたくさんあります。

たとえば、フグの卵巣などに多く含まれるテトロドトキシンは、フグが外敵に食べられないようにするためのもの。テトロドトキシンのように、動植物などに含まれ、特有の分子構造をもつ一郡の物質をアルカロイドと総称します。

そもそも人間が食べようとしないものでは、トリカブトのアコニチン、タバコのニコチンなどが有名でしょうか。しかし、アルカロイドの中には、私たちがしばしば口にする食品に含まれているものもあり、食べすぎは危険だといいます。

そこで現役医大生でWebライターの朽木誠一郎さんに“気を付けないといけない毒のある身近な食べ物”を教えてもらいました。

意外にも美容と健康によさそうなもの、あるいは女性が大好きなあの食べ物に含まれていました。摂取し過ぎていないかぜひチェックしてみてください。

 

■1:トマト

「トマトで健康を害するなんて、ちょっと想像もつかないかもしれませんが、トマトの未熟果実や茎・葉には、トマチンというアルカロイドが含まれています。このトマチンは、植物としてのトマトが害虫を寄せつけない、虫よけの成分であると考えられています」と朽木さん。

当然、たくさん摂取してしまうと人体にも影響があるようです。 「腹痛や下痢などを引き起こすことがあるので、食べ過ぎたり、とくにまだ青いものには気をつけてください」とのことです。

 

■2:カカオ

「いわずと知れたチョコレートの原料、カカオには、テオブロミンというアルカロイドが含まれています。チョコレートのあのほろ苦さは、実はこの物質によるもの。量によっては、これもやはり人体に有害です」 

とはいえ、チョコレートに含まれるくらいの量では、人間が直接的に体調を崩すことはないとのこと。チョコ好きのみなさん、ちょっと安心しました?

 「しかし、犬にチョコレートを与えてはいけない、ということをご存知でしょうか? 小形犬でも50g、中型犬でも400gで、犬はチョコレート中毒を引き起こします。ひどいときにはけいれんを起こし死にいたることも」

愛犬家の方は要注意です!

 

■3:コーヒー

そうです、カフェインもまたアルカロイド。

「これらの物質に共通するのは窒素を含む構造という点で、人間にはそれが苦味と感じられるよう。その作用は覚醒や利尿ですが、摂取し過ぎれば不眠、あるいは中毒になることも。リスクなしに眠気が取れるわけではありませんから、お好きな方もほどほどに」

 

■4:ジャガイモ

ジャガイモの芽を食べるとお腹が痛くなると聞いたことがあるのでは?

「実はこの原因であるソラニンというアルカロイドは芽だけに含まれるわけではないのです。ジャガイモの皮、あるいは日陰で保存したジャガイモには、比較的多くのソラニンが含まれていることがあります。また、自宅栽培したような小型のジャガイモにも、ソラニンが多いようですので気をつけましょう」

ジャガイモは日持ちする食材ですが、早めに食べた方がよいのかも。

 

■5:イチイ

イチイは赤い実をつける庭木としてよく見かける植物。地域によってはその実をそのまま、あるいは果実酒にして食用する場合もあるようです。

「イチイの種子には有毒アルカロイドのタキシンが含まれます。誤って種子を飲み込むと中毒となり、量によってはけいれんを起こし呼吸困難となることも」 

間違って種を飲み込むことがないように、くれぐれも注意してくださいね。

 

このように、意外と危険な自然界のアルカロイドですが、「決して悪いことばかりではない」と朽木さんはいいます。

「麻黄(マオウ:乾燥地帯に自生する低木の植物)に含まれるエフェドリンは咳止めとして、アヘンに含まれるモルヒネは鎮痛剤、あるいは痛風の特効薬コルヒチンに用いられるなど、医療において重要なものも数多くあるのです」

利点と欠点は表裏一体のよう。上手に良いころだけを引き出したいものですね。何事もほどほどに、くれぐれも食べ過ぎには注意してください。

 

【食べ物ネタ】

※ 寒い冬に恋しくなる「体ぽかぽか極上カップ麺」ベスト5

※ 「厄年の人」必見!超簡単に厄払いできる黄金フード3つ

※ 濃厚で超おいしい!ご飯と合う最強「味付きニンニク」5つ

※ B級グルメの王様「B-1グランプリ」トップ3の意外なカロリー

※ 超意外!身近な野菜の「新芽に若返り効果がある」と判明

 

【取材協力】

※ 朽木誠一郎・・・現役医大生。医学部で学んできた知識をもとに、最新の医学ニュースをわかりやすく紹介することを得意とする。医師兼ライターとして、日本の医療の課題や展望を現場から発信することを目指し、日々勤しんでいる。