男性より若い女性の方が「肝臓を酷使」していると判明

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今年もあとわずか。一年で最も暴飲暴食をしがちな今、気づかないうちに最も酷使してしまっているのが“肝臓”です。この部位を気にしないといけないのは、もはやオジサンたちだけではありません。

実は女性こそ、クリスマスパーティや忘年会で酷使した肝臓を、そのまま新年会までほうっておくのは危険なのです……。

そこで、正しいお酒との付き合い方や食事の工夫から肝臓ケア対策まで、“お酒と肝臓をいたわるための対策”を見直しておきましょう!

 

■飲み会に積極的な“20代女性”こそ要注意!

2012年11月12日にキリン食生活文化研究所が全国20~50代の男女7,142名を対象に行った「お酒を飲むことの効果・効能は?」と聞いた調査結果によると、多くの人が「飲み会を通じて、職場内の雰囲気をよくしたい」と考えており、特に若い女性がより積極的に飲み会に参加する傾向が強いことが分かりました。

そこでアルコール外来が専門の医療法人社団榎会『榎本クリニック』院長・深間内文彦先生に、2012年・冬のアルコール事情を分析していただいたところ、今年の傾向として、女性患者が増えているとのお答えが!

理由としては、女性の社会進出に伴いお酒を飲む機会が増えただけでなく、仕事や夫婦嫁姑問題などのストレスを発散するために、ついお酒に頼ってしまう……という方が増えているのだとか。

特に女性の場合は、ビールなどでなく、カクテルでアルコールの症状に悩む方も。特に知らず知らずに飲んでしまう“キッチンドリンカー”は要注意だそうです。

 

■専門家がオススメする二日酔い対策はウコン!

二日酔い対策として一般的に知られているのが“ウコン(クルクミン)”ですよね。

深間内先生のご見解によると、「ウコンを摂取すると、飲酒中に出る疲労物質の一種アセトアルデヒドをウコンが分解してくれるため、翌日二日酔いになりにくいといえます。

また、シジミなどに含まれるアミノ酸・オルニチンは、肝機能の働きを助ける効果がある上に、睡眠の質をよくするという体感試験結果も認められています」とのこと。

お酒を飲む際には、ウコンとオルニチンを両方摂取することで、翌日、お酒や疲労が残りにくく、目覚めもスッキリするのですね!

 

■オルニチンとウコンの組み合わせ摂取で、飲酒翌朝の疲労がさらに改善!

また、『オルニチン研究会』では、お酒に弱い被験者において、飲酒の翌朝のクルクミン単独摂取の場合と、オルニチンとクルクミンを組み合わせて摂取した場合で比較した際に、オルニチンとクルクミンのW摂取の場合にて、より強い改善効果が確認されました。

特に「目覚めの気分」「起床時の疲れ」「起床時のだるさ」などの項目で、改善がみられたため、この結果より、オルニチンとクルクミンを組み合わせて摂取することで、飲酒翌朝の疲れの改善により効果があると考えられます。

 

いかがでしたか? 女子も肝臓に油断はできない時代。オルニチンやウコンを活用した早めのケアで、健康的で充実した一年を過ごしてみませんか?

 

【アルコール豆知識】

飲み会がもっと楽しくなる!体が喜ぶお酒の飲み方まとめ

食べ合わせを変えるだけでできる!お酒で疲れないコツ

※ 飲み過ぎた次の日でも「美人でいられる」コツ7個【前編】

飲み過ぎた次の日でも「美人でいられる」コツ7個【後編】

※ お酒を飲んでもアルコールが回らないようにする方法9つ

 

【参考】

※ 通常キッチンドリンカーとは、家庭の主婦が料理の合間に台所で隠れ飲みをするというイメージの言葉。その要因として、夫婦の葛藤や嫁姑問題があると言われます。

シングル女性が家で飲むのをキッチンドリンカーとは通常言いませんが、今回の場合は自宅の冷蔵庫にあるアルコール類や、買って来たワインなどをだらだら飲むことを含め、広義の意味で使用しています。

※ アセトアルデヒド代謝酵素ALDH2の遺伝子型が低活性型

オルニチン研究会

 

【取材協力】

※ 深間内文彦(ふかまうち・ふみひこ)・・・東京医科歯科大学大学院医学研究科修了。医学博士。

米国国立衛生研究所(NIH)研究員、東京医科歯科大学難治疾患研究所准教授、国立大学法人筑波技術大学教授/保健管理センター長(現・名誉教授)を経て、2008年4月より医療法人社団榎会 榎本クリニック院長。

専門は専門は、うつ病、アルコールやネット依存症、児童・思春期の問題、職場のメンタルヘルス。著書に『かくれ躁うつ病が増えている』(法研)など。