「アスリートvs.東京のビジネスマン」の睡眠格差【前編】

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終わってみれば、史上最多38個のメダルを獲得した、2012ロンドンオリンピック。先日、華やかに幕を閉じました。日本選手の活躍にくぎづけで連日寝不足だったけれど、お盆はゆっくり眠れているという方も多いのではないでしょうか? 

そこで今回はオリンピック終幕にちなんで、アスリートと私たちビジネスマンの睡眠を比較してみたいと思います!

味の素と公益財団法人日本オリンピック委員会(以下、JOC)は、味の素ナショナルトレーニングセンターを利用するアスリート110名を対象に、体調管理についてのアンケート調査を実施しました。

その調査結果によると、アスリートの平均睡眠時間は8時間4分! これに対し、東京のビジネスパーソンの平均睡眠時間は5時間59分であり、この結果と比べると、いかにアスリートが積極的に睡眠をとっているかがわかります。

 

アスリートは、日常的に“90分間の昼寝”が当たり前!

前述のアンケートによると、アスリートの睡眠時間(夜間)は平均6.9時間。そして、夜間の睡眠時間に加え、日中もしっかりと睡眠をとっているようです。

また、昼寝については「いつも昼寝をする・・・36.4%」、「トレーニング期間は昼寝をする・・・30.0%」、「試合期間中は昼寝をする・・・1.8%」と、合計68.2%が昼寝を取り入れており、その平均時間は、実に1時間36分!

一般的に睡眠の1サイクルは90分(1.5時間)のため、アスリートは昼寝できちんと1サイクルの睡眠をとっていることになります。

 

パフォーマンスを上げる“アスリート式睡眠法”を応用するコツ

では、アスリートのような効率の良い睡眠法を、私たちは応用することはできるのでしょうか?

答えは……、できます!

トップアスリート同様、一般の生活者であるビジネスマンも、質の良い睡眠をきちんととることで作業効率を良くして、日中のパフォーマンスを上げることが期待できるのです。 

早稲田大学 スポーツ科学学術院 教授で精神科医の内田直先生は「習慣的な運動こそが、睡眠の質を向上させる」と分析しています。

「運動が睡眠の質を向上させることはよく知られていますが、実は、一日運動しただけでは、その日の睡眠の質が大きく向上しません。

一日運動しただけでは、深い睡眠(徐波睡眠)がわずかに増加する程度です。継続的に運動を行うと、睡眠の質が安定して向上することがわかっています」

(以下省略)

 

いかがでしたか? 睡眠と運動は深くリンクしているのですね。後編では、実際にどんな時間帯に運動をすると効率のよい睡眠を確保できるかを中心にお伝えしていきます。

 

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ロンドンオリンピック 2012 オフィシャルキーリング ポリス

 

【参考】

※ 味の素株式会社 – 休息アミノ酸“グリシン”

※ 調査概要(調査名: 体調管理に関するアンケート、実施主体: 味の素株式会社/公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)、調査対象: 味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)を利用するアスリート110人、性別:男性86名、女性23名、無回答1名 平均年齢:23歳、実施期間: 2012年3月12日・13日、調査方法: アンケート用紙を配布し、自己記入後、その場で回収