意外とみんな誤解している「紅茶のNGな飲み方」4つ

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みなさんは、どんな時に紅茶を飲むのが好きですか? 午後のひと時に飲む紅茶は、ほっと心身ともにリラックスさせてくれ、また仕事への活力を与えてくれますよね。

紅茶はコーヒーよりも体に優しいイメージをもつ人もいますが、どちらにもカフェインが含まれているため、実際には紅茶にも覚醒作用や利尿作用があります。

そこで今回は、NR(独立行政法人国立健康・栄養研究所認定 栄養情報担当者)でフードコーディネーターの南恵子さんに、“紅茶のNGな飲み方”について教えていただきました。

 

■1:眠る前に飲む

リラックスのために就寝前に紅茶を飲む人がいますが、体質によってはこれはNG!

「茶類には、テアニンというリラックス作用のあるアミノ酸も含まれているのですが、紅茶・緑茶・コーヒーなどには、カフェインも含まれています。

カフェインは、中枢神経を刺激することから覚醒作用があると考えられるため、寝付きにくい人には睡眠の妨げになることがあります。

また利尿作用があるので、カフェインの影響を受けやすい人は、寝る前に飲むのはNGです」と南さん。

ただし、原料の茶(緑茶・紅茶)には、コーヒーよりもカフェインが多く含まれていますが、実際に飲む抽出液、つまり飲料では、コーヒーよりも紅茶の方がカフェインは少なくなります。

また茶類に含まれているタンニン(カテキンなど)とカフェインが結合することで、その効果が抑制されるため、茶は、コーヒーよりはカフェインの作用が緩やかだと考えられています。

とはいえ、大量にとればカフェィン摂取量が増えるので、寝る前に限らず、長時間トイレに行けないドライブの前など、たくさん紅茶を飲むのは控えたほうが良いかもしれません。

 

■2:下痢をしている時に飲む

お腹の調子が悪い時に、温めようとして紅茶を飲んだりしていませんか? 実は、これもNGです。

「一般的にはカフェインは腸を刺激するので、お腹の調子が良くない時は飲むのを控えましょう。

飲むならカフェインの少ない温かい番茶や麦茶、白湯がよいでしょう」

 

■3:貧血が気になる人が野菜と一緒に飲む

サラダランチに紅茶という組み合わせ、していませんか? これは、人によってはNGです。

「鉄分には、肉や魚などにおおく含まれているヘム鉄と、野菜などに含まれている非ヘム鉄があります。

ヘム鉄は、お茶の渋味成分タンニンなどによる吸収の阻害を受けませんが、非ヘム鉄は、お茶などに含まれているタンニンと一緒にとると、吸収されにくくなります

特に鉄欠乏性貧血の女性は、緑茶や紅茶を食中や食後すぐに摂取するのは避けた方がよいでしょう」

ただし貧血治療に使われる鉄製剤の服用については、以前はお茶と飲みあわせてはいけないと言われていましたが、現在はタンニンの影響は受けないといわれています。

 

■4:空腹時に飲む

「カフェインは、胃酸の分泌を促すため、空腹時に飲むと胃壁をあらしてしまうことがあります」

空腹時は、食べ物をとったり白湯を飲んだりした後に、紅茶をいただきましょう。目覚めの一杯は、ミルクティーか、紅茶を薄めに淹れたほうが良さそうです。

 

いかがでしたか? 意外とNGな飲み方をしてしまうことがありますよね。

ちなみに南さんによると、「カフェインの代謝などは個人差があり、どれくらい睡眠やお腹の調子などに影響するかは、人によって異なります。

体によい作用をする成分も、とり過ぎれば害になることもありますので、決して過信して飲みすぎたりしないでください」とのことです。

飲みすぎている人は、見直してみてくださいね。

 

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【取材協力】

※ 南恵子・・・学術誌の編集部、広告制作会社にて家電メーカーの料理冊子の編集を担当、惣菜メーカーの販促企画部に在籍後、フリーランスのフードライター、フードコーディネーターに。

家庭料理とテーブルコーディネートの他、食養生や野草料理などのナチュラルでヘルシーな料理なども学ぶ。

現在は食と健康アドバイザーとして、健康と環境に配慮した食生活の提案としてエコクッキングセミナー、レシピ提供、食生活にかかわる執筆、講演、商品企画のアドバイスを中心に活動中。