呼吸を変えるだけ!台風が原因でおこる「体の不調」解消法

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6月に入って、台風が日本付近にやって来るようになりました。

台風は一年中、熱帯地方で発生しているのですが、冬や春先に日本付近に接近してくる台風はほとんどありません。

でも、夏が近づいて太平洋高気圧が勢力を増してくると、台風が太平洋高気圧を回り回って北上できるようになります。

これから9月にかけて、日本付近は台風シーズンです。ところで、台風が近づくと、頭痛がしたり気分がすぐれなかったりする方がいます。

中には、天気図を見なくても「今、沖縄に台風が来てる」と予想できるという方もいらっしゃるのです。

嘘のような話ですが、これは“気象病”といい、学問的に明らかにされています。

 

■台風が来ると、気象病になる理由

雨や曇りの日は晴れの日に比べて、“なんとなくやる気が起こらない”などだらっとした気持ちになることが多いのではないでしょうか。

“低気圧がやってくると古傷が痛む”といいますが、台風は“熱帯地方で発生した低気圧がさらに発達した”ものです。

したがって、台風がやってくると、数時間で大きく気圧が下がることになります。すると、自律神経のうち、副交感神経の働きが強くなります。

副交感神経はリラックスの神経なので、身体が重く感じてしまうのです。一方、気圧が低下することで、体内では“ヒスタミン”という物質が増えます。

これが気持ちを高ぶらせる交感神経を刺激するため、もともと“副交感神経が優勢”でバランスをとっていた自律神経が一時的にパニックになり、血行不良など様々な不調を招くのです。

 

■気象病を治すには、自律神経がポイント!

したがって、自律神経のバランスをうまくとることは私たちの身体が正常に働くことにとって、とても大切なことです。

台風が来ても、自律神経に刺激を与えないために、気圧の変化や気温の変化をなるべく感じない部屋の中にいたり、衣服で体温を一定に調整することが必要です。

でも、実際には“一定の環境のもとで一日を過ごす”なんて難しいですよね。

そこで、“簡単でどこでもできる自律神経を整える方法”をご紹介します。それは、腹式呼吸です!

 

■なぜ腹式呼吸なのでしょうか?

自律神経は言葉の通り、“自律”した神経。つまり、自分の意志ではコントロールすることができません。

自律神経がつかさどっている部位は、心臓の鼓動や汗など自然に動いているものです。しかし、ひとつだけ自分の意志で少しコントロールできるものがあります。

それが“呼吸”なんです。その呼吸には、胸式呼吸と腹式呼吸があります。

このうち、お腹で行う“腹式呼吸”は、吸う(交感神経に作用)と吐く(副交感神経に作用)のバランスを整えて、乱れてしまった自律神経を元に戻すことができるのです。

 

■腹式呼吸の嬉しい効果3つ

ちなみに、腹式呼吸を行うことで、以下のような嬉しい効果が得られます。

(1)ゆっくりと息を吸って、ゆっくりと吐くことに集中すると、副交感神経が優位になりリラックスする

(2)肺が大きく膨らみ酸素を多く取り込むため、血行が良くなる

(3)続けて行うと、腹筋トレーニングになり、お腹周りがすっきりする

自律神経のバランスを整える効果以外にも、ダイエット効果が期待できるなんて、まさに一石二鳥です。

 

■腹式呼吸の方法

具体的な腹式呼吸の方法は、以下の通りです。

(1)両手をおへそのちょっと下くらいのところに重ねておき、神経をお腹に集中させるために軽く目をつぶります

(2)お腹を引っ込ませながら、ゆっくりと時間をかけて鼻から息を吐きます

(3)息を全部吐ききったら、今度は自然に鼻から息を吸います。このとき、お腹を意識し、空気をお腹に入れるようにします

※肩があがってしまう場合、肺にしか空気が入っていないことになります

(4)5秒ほど息を止め、再度ゆっくり時間をかけて息を吐きます

(1)~(4)を10回ほどくり返してください。寝る前に行うと、リラックスできて質のいい眠りにつくことができますよ。

 

複式呼吸は、私達が普段の生活で行っている呼吸法とは違うので、慣れるまで違和感を感じることもあるかもしれません。

なので、台風がやってきて不調を覚えた際にすんなりと解消できるように、普段から練習をしておくことをオススメします。

 

【参考】

第13回季節の変わり目は関節が痛む!? – ライフの健康広場