「隠れ食中毒」に要注意!実は台所のふきんは雑菌だらけ!?

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梅雨の季節になると気になるのがカビ。今年も節電の夏ということで、家庭内のエアコンの設定温度を上げたり冷蔵庫内の設定温度を弱めたりと、室内はジメジメしがちです。

高温多湿の部屋は食中毒の原因菌にとって活動しやすい環境になってしまいます。

食中毒発生のピークは一年で気温が最も高くなる8月で、厚生労働省の統計資料によると、8月の食中毒患者数は3,000人ほど。

ですが、女子栄養大学の上田成子教授によると、軽い下痢やおう吐といった統計に表れない“隠れ食中毒”まで含めると、およそ100倍の患者がいると言われています。 

食中毒の原因菌がもっとも発生しやすい場所は、やはり台所。キッチンの何が原因菌を発生させやすいのでしょうか?

 

■台ふきんに雑菌の住みかに

菌やカビについて調査研究している衛生微生物研究センターの、食卓やキッチンの台ふきんについての調査では、一般家庭13件の台ふきん全てから雑菌が検出されたとのこと。 

約8割の台ふきんが1,000万個/10cm2 以上の雑菌で汚染されており、最も汚染されていた台ふきんは、なんと2.8億個/cm2 もの雑菌が付着していました。

 

■食卓は水拭き後も雑菌まみれ

今回調べたこれらの台ふきんで食卓を普段通りに水拭きし、その直後の食卓表面上の菌数を調べたところ、水拭き後も約9割の食卓が雑菌まみれでした。

しかも、約7割の水拭き後の食卓からは、水拭き前を上回る雑菌を検出したとのこと。

 

■シンク周辺や調理台も

食卓を拭いたふきんでシンク周りや調理台を拭くという人は要注意です。

調理台とシンク周辺も同じ台ふきんで水拭きし、拭いた前後の雑菌数を調査したところ、半数の家庭の調理台が水拭き前から100万個以上の雑菌で汚染されていることが分かったとのこと。

さらに、10家庭のうち9割(9件)の家庭は、水拭き後も雑菌が減少せず大量の雑菌で汚染されたままでした。

そのうち、3件の水拭き後の調理台からは、水拭き前を上回る雑菌を検出。

調理台は調理器具や野菜などを直に置くこともあるため、特に衛生には気をつけたい場所。

台ふきんは水分があると、菌が繁殖してしまいますから、使い終わったら、きちんと洗って乾燥させましょう。またアルコールやお酢も殺菌・滅菌効果が高いようです。

毎日の暮らしのなかで習慣化させて食中毒を防いでいきましょう!

 

【参考】

※ 衛生微生物研究センター