実は健康食品の85%が法律違反!正しい広告の見極め方

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だんだん薄着の季節になってきましたね! この時期に毎年多く宣伝されるのが、ダイエット関連の商品やサプリメントをはじめとする健康食品。 

最近ではインターネットでの通信販売で、薬事法違反とされる広告・販売をしている業者が多いのも特徴ですが、なんと市場に出回っている健康食品に位置付けられる商品にも、約85%に違反と思われる不当な広告表示がされていたのです。

平成22年5月末に『東京都福祉保健局』より発表された、平成22年度の健康食品試買調査によると、「調査のために抜きうちで購入された“健康食品151品目”のうち 129品目に、製品そのものや広告内に法令違反とされる不適正な表示・広告があった」とのこと。

その中で、20品中17品に不当表示があるとされたのがダイエット効果を謳った健康食品でした。それでは、一体どこからが不当表示となってしまうのでしょうか。

そこで、今回はどんなものが“不当”とされたのか例を挙げながら、消費者でも見極められる法律違反の表示についてご紹介します。

 

■NGな広告表示とは?

広告表示に関しては、たとえばこんな文言が入っているものは要注意。

・「飲むだけで●キロ減!」

・「1ヶ月で誰でも確実に痩せられます」

どちらも、“飲むだけで、誰でも必ず痩せられる”と保障するような内容です。こういった誇大広告とされる文言がキャッチコピーとして使用されている場合は、法律違反とされています。

 

■成分表示にも違反が続出!

さらに、“健康食品試買調査”では、上記のような誇大広告だけでなく、意外にも製品表示の方に問題があるケースが多かったのだとか。例えばこんな例が挙げられます。

・「L-カルニチン1,000mg入り。燃焼ボディへ!」

→ 1,000mgとの記載があるにもかかわらず、実は半分の量しか含まれていなかった。

・「ギムネマで糖分カット」

→ ギムネマがメインのように書かれているのに、ほとんど含まれていなかった。

この場合は消費者目線ではなかなか判断しにくいもの。その見極め方は、成分表示を逐一チェックすることです!

一般的に、パッケージの裏面などに成分が表示されていますが、これは含有量が多いものから順に記載されています。

主成分のように書かれている成分が、表示の末尾に記載されているのではちょっと問題ですよね。キャッチコピーだけでなく、そのあたりも注意してチェックしてみましょう。

 

■“今だけ安い”“セール”に踊らされない!

そして、広告上の価格表示に関しても最近よく問題になっています。

・定価19,800円の品 → 本日限り100個限定・5,000円!

もちろん、その当日以外の通常では29,800円で販売している事実があれば問題ありません。

しかし、定価と書かれた価格で販売された実績が無いにも関わらず、いかにも“本当は高額なもの”と見せかけている場合、これは一種の詐欺まがいという見られ方をしてもおかしくありません。

これに似たケースでは、例えば“閉店セール”と銘打って、いかにも近日中に閉店すると見せかけ、セールのような売り方をしているお店が観光地などによく存在します。

しかし、数ヶ月たっても閉店する様子がなく、未だ閉店セール中……。“今だけ安い”という状況に弱い消費者を煽って買わせるという意味では、上記と同じく詐欺まがいとされるケースもあります。

 

ご紹介した違反表示について、意外に「見たことある……」と思われた方も多いのではないでしょうか? そのくらい、私たちの身の回りには“法律違反”があふれているのです。

自分の身は自分で守るという意識で、私たち消費者も見極める目を常に持っていたいですね!

 

【参考】

※ 薬事法管理者 鈴木絢子さんの薬事deサクセス – 薬事法管理者認定試験受験対策講座

※ 平成22年度健康食品試買調査結果 – 東京都