知らないと危険!肥満が脳に及ぼす恐ろしい悪影響5つ【後編】

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肥満は脳に影響を及ぼし、食べすぎを促進するという恐ろしい悪循環を引き起こします。

前回から、アメリカの健康専門ニュースサイト『MyHealthNewsDaily』から、肥満が脳に及ぼす恐ろしい5つの影響をお送りしています。

後編の今回は、3:認知症のリスク、4:ストレス下でのむちゃ食いのリスク、5:記憶をそこなうリスク、の3つです。

 

■3:認知症のリスク

米国神経科学学会誌掲載の研究によると、中年期にお腹の脂肪が増えるほど、身体全体における脳の割合が減少することになり、炎症リスクが増加することが指摘されています。

炎症は身体への負担となり、脳への影響も起こりえると研究者は考えています。なんだか怖そうな指摘ですね。脂肪が脳に与える影響とは、どんなものでしょうか。

この研究結果から示唆されるのは、お腹周りの内臓脂肪(腹腔内と内臓の間についている脂肪)が、脳の容量減少に、何らかの影響を与えているのではないかということです。

脂肪からは、実はホルモンやホルモンに似た物質が分泌されています。そして内臓脂肪からは、皮下脂肪から放出されるホルモンとは異なったタイプのホルモンが放出されており、

内臓脂肪が多過ぎると、身体によくない影響を及ぼす場合があるそうなのです。

また脳の容量が少ない場合、認知症のリスクが高まったり、認知機能が弱まる傾向があるという研究もあります。増えすぎた内臓脂肪は、炎症リスク、脳の容量、ホルモン分泌などの面から、リスクを高める可能性があるということですね。

 

■4:ストレス下でのむちゃ食いリスク

脂肪がつくことだけが、脳へ影響を及ぼすわけではありません。ダイエットが脳に影響を与え、ストレスへの反応を変えてしまうのだそうです。

このため、悩みがあったり疲れたりした時に、人は食べ過ぎてしまいます。研究ではネズミを使った実験で、ネズミにダイエットをさせて体重の10~15%を落とし、その後、自由に食べさせました。

人間のダイエット後のリバウンドが起きるのと、同じような状況を作ったわけですね。そして、ネズミにストレスとなる状況を作りました。

ストレス(夜中に大きな音を聞かせるなど)にさらされた時、ダイエット経験ありのネズミは、経験なしのネズミよりもたくさん食べたとのことです。

またダイエットしたネズミは、特にストレス反応を制御する部分の遺伝子に“エピジェネティックな変化”を起こしていました。

エピジェネティックな変化とは、先天的ではなく後天的に、遺伝子を制御する部分の働きの異常が起こり、そのために何らかの変化が起きたということです。

このネズミに関しては、ストレス下での食習慣に変化が起きたのだろうと研究者はコメントしています。

ダイエットで遺伝子に変化が起きたなんて! しかもたくさん食べるように遺伝子が変化したなんて……。

 

■5:記憶をそこなうリスク

肥満は、少なくとも更年期後の女性の記憶をそこなう可能性があると、米国老年医学会誌に掲載の研究で指摘されています。

その研究では65歳~79歳の女性8,745名を対象に、100問の記憶テストを行いました。

実験で発見されたのが、ボディマス指数(BMI:体重(kg)/身長(m)の二乗 から求められ標準値は22)が、1ポイント上がるごとに、記憶テストのスコアが1ポイント下がることでした。

脂肪細胞が分泌するホルモンには、記憶をそこなう可能性があると、研究者はコメントしています。このホルモンは、炎症を起こす可能性があり、認知にも影響を与えるのではないかと考えられています。

 

いかがでしたか? 増えすぎた脂肪がもたらす、脳への意外な影響に驚いてしまいますね。

少しでも「体重が増えてる」と感じたら、夜食を控えたり、こまめに体を動かしたりして、脂肪をちょっとずつ減らしてしまいましょう!

これが脳を大切にする秘訣かもしれません。

 

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【参考】

5 Ways Obesity Affects the Brain – MyHealthNewsDaily.com