知らないと危険!肥満が脳に及ぼす恐ろしい悪影響5つ【前編】

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「いつの間にか、体重が増えていた!」ということ、ありますよね。実はこの時、お腹周りがぽっちゃりするだけでなく、脳にも変化が及ぶのだそうです。

ぽっちゃりから肥満へ進んでいくと、脳の変化がいっそう食べすぎを促進するのだとか。なんという恐ろしい悪循環でしょうか。

アメリカの健康専門ニュースサイト『MyHealthNewsDaily』から、肥満が脳に及ぼす恐ろしい5つの影響をお送りいたします。

前編の今回は、1:美味しさのもたらす喜びへの影響、2:衝動性が高まるリスクのふたつです。現実を直視しましょう。

 

■1:美味しさのもたらす喜びへの影響

体重が増加すると、砂糖の甘みや油分の多いもののリッチな味わいの喜びに対して、脳が鈍感になるのだそうです。

そしてこれが理由で、体重が増えてからのほうが余計にクッキーやケーキに手を伸ばしがちになってしまうという研究結果が出ています。

米国神経科学学会誌 に掲載された研究では、甘いバニラシェイクを飲んだ複数の女性の脳をスキャンして、活性化する部分の観察が行われました。

シェイクを味わった後、女性達の脳の中では、大脳基底核の線条体が活性化していることが認められました。

大脳基底核は運動調節、認知機能、感情、動機づけや学習など様々な機能を担っていますが、その中で線条体は、インプットを担当すると考えられています。

シェイクの甘みやリッチさの情報が“インプット”されたわけですね。

また、半年後に同じ女性グループに、全く同じ実験が行われました。グループ中には、体重が増加している女性がおり、二回目の実験では、体重の増加度合が高い女性ほど、脳がバニラシェイクに反応しにくくなっていることが確認されました。

太るともはやシェイク程度では、脳が「美味しいな~、嬉しいな~」と感じにくいのですね……。

ちなみにネズミを使った実験でも、同様のことが確認されているそうです。

砂糖と脂肪の多い食事を与えられているネズミは、喜びに鈍感で、快の感情、意欲、学習などに関わる神経伝達物質のドーパミンも少なかったそうです。

 

■2:衝動性が高まるリスク

米国児童青年精神医学会での学術発表によると、肥満している子どもは、そうでない子どもに比べて、脳の眼窩前頭皮質という部分が収縮しているのだそうです。

眼窩前頭皮質は、衝動性をコントロールする役割があると考えられています。更に、眼窩前頭皮質が小さい青少年ほど、衝動的に食べることが多いと研究者は言い添えています。

この研究では、因果関係を証明しえたわけではないのですが“子どもの肥満が、眼窩前頭皮質を小さくする”可能性はありうるわけですね。

肥満が免疫システムを変化させ、炎症を増大させることはよく知られています。

その結果、「肥満が炎症を増大させ、そのことが脳の一部にダメージを与え、そのことが更に衝動的な食行動と肥満につながるという、悪循環にはまってしまうのでは」と、ニューヨーク大学医学部の研究者アントニオ・コンビット氏はコメントしています。

 

いかがでしたか?

ちょっとした体重増加が脳に悪影響を及ぼす原因となりあなどれません。太るとつい、刺激の大きな食べ物に手を出しがちになることも実感と一致しますが、怖いですね……。

次回の後編は、3:認知症のリスク、4:ストレス下でのむちゃ食いのリスク、5:記憶をそこなうリスク、の3つをお送りいたします。

お楽しみに!

 

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【参考】

5 Ways Obesity Affects the Brain – MyHealthNewsDaily.com