紫外線は脳に影響?知らないと危険な「日焼け中毒」とは

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これからの季節は日照量が増え、多かれ少なかれ日焼けはつきものです。健康的に見える日焼けも、近年のオゾン層の破壊により、皮膚がんや、皮膚の早期老化など深刻なダメージを引き起こすといわれています。

しかし、実際にはそういった警告があるにも関わらず、世界中で日焼けを止められない人は多いようです。その理由として、なんと日焼けが脳に影響して、中毒をもたらしているという研究結果があります。

“年中日焼けしている”という人は要注意!

 

■日焼けは脳に作用

『NYTimes.com』によると、研究ではかねてから頻繁に紫外線放射身することには中毒性があると推測していましたが、今回の研究では初めて“日焼けマシーンを使用した人の脳への影響を図ることができた”のだそうです。

頻繁に日焼けマシーンを利用する人々には、紫外線にさらされた時に中毒の役割を果たす脳のいくつかの部分が、活性化されていたことがわかったのです。

これについて研究を行なったテキサス大学のバイロン・アディノフ博士は、

「UV線に脳が反応し、反応した部分の中のひとつに、ハイになる食べ物、砂糖やドラッグなどが体内に入ると、活動的になる線条体と呼ばれる脳の部分があります」

と説明しています。

 

■習慣的な日焼けは立派な中毒?

調査は、最低週に3回は日焼けサロンに通い、日焼けを維持している人たちに、通常の日焼けと、UVライトを遮断する特別のフィルターを使って日焼けをする、というもの。

通常の紫外線を浴びた場合の脳画像には、依存と関わりのあるエリアである、数箇所の脳の重要な箇所が大きな反応を見せたのに対して、UVライトを遮断した場合は、はるかに少ない反応しか見られませんでした。

また実験チームは、“まがいもの”の日焼けをしている時、(少なくとも潜在意識レベルで)日焼けサロン利用者たちは、それに気づいていることもあったといいます。

アディノフ博士は、

「通常の日焼け後は、欲求が満たされ、日焼けに対する欲求が少なくなっていますが、無意識的に紫外線を遮断されていた時は、日焼けへのその欲求はさらに高まっていました。どういうわけか、人々は実際にUVライトを浴びたかどうか判断することができるのです」

と話します。

この研究は日焼け中毒になる人がいることを示唆していて、長期使用者が使用をやめられない、または使用回数を控えめにすることさえできないでいることに警笛を鳴らしています。

 

そしてこの研究の発端となったのは博士の同僚のクリニックの患者たちで、ブロンズの肌をした若い皮膚がんの患者達は皮膚がんを切り取ってしまうと、すぐにまた日焼けに戻っていくのだそうです。

知らない間に中毒になっていたということもあり得そうなので、注意してくださいね。

 

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【参考】

How Tanning Changes the Brain – NYTimes.com