驚愕!花粉症患者の6割以上が「多重花粉症」患者だった

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「そろそろスギ花粉の飛散ピークが過ぎたから、もう対策は終わりでいいかな?」

そんなふうに油断している花粉症のみなさんは要注意! スギ花粉症の“後期治療”を怠ることで、さらに酷い花粉症に苦しむ可能性があるんです!

 

愛知医科大学客員教授で『アレジオ銀座クリニック』院長の呉 孟達先生によると、なんと単独のスギ花粉症の患者さんはほとんどいなく、それどころか、花粉症患者の6割以上がひとりで複数の花粉アレルギーを持つ“多重花粉症”患者だそう!

スギ花粉症から悪化し、ヒノキやブタクサなど、一年中花粉症の症状が出ているという患者さんも少なくないのだとか。

一度花粉症などで鼻の粘膜が炎症を起こすと、鼻水や鼻づまりなどの目に見える症状が消えた後も、粘膜の細かい炎症は続いてしまうのです。そのため、別の花粉などの異物の影響を受けやすくなります。

花粉症は、命に関わるような病気ではありませんが、一度発症してしまうと、高齢になって免疫機能が低下するまでは自然に治ることはほとんどありません。花粉症を甘く見ずに、適切な治療を行うことが大切です。

 

一方、症状だけでは区別がつかない“花粉症もどき”にも注意が必要とのこと!

花粉症患者さんの多くが自己診断を行っています。毎年、あちこちで花粉症デビューの声が聞かれますが、この花粉症の発症は病院で医師に診断してもらっているわけではないようです。

花粉症は国民病と言われるほど患者数が多いため、つい“春先の鼻炎症状=花粉症”と連想してしまいますが、実は症状だけでは花粉症と区別がつかない“花粉症もどき”とも言える慢性鼻炎や血管運動性鼻炎などの疾患が存在します。

ちなみに、慢性鼻炎は、カゼなどによる急性鼻炎を繰り返し、鼻の粘膜が慢性的に炎症を起こしている状態で、血管運動性鼻炎は、鼻の自律神経が正常に働かず、鼻粘膜の生理機能が破綻することで生じます。

どちらも、患者さんが自覚する症状は花粉症とそっくりですが、アレルギー反応による鼻炎ではないため花粉症とは治療の概念が異なります。

自己診断のスギ花粉症が、“多重花粉症”や“花粉症もどき”ではないか、まずはアレルギー検査でチェックした方が良いかもしれません。

 

いかがでしたか? 花粉症の自己診断には、たくさんの落とし穴があるんですね。自分の花粉症のような症状が果たして本当に花粉症なのか、そして、花粉症であっても一体どのくらいの種類の花粉に反応しているのかをきちんと知っておくことで、来年の花粉症対策がグッと楽になりますよ!

 

【花粉症シリーズ】

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【参考】

アレジオ銀座クリニック