仰天の海外事情…なんと白人の方がニキビになりやすい!?

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

先日、「誤解解したままは超危険!専門家が斬る「ニキビに関する迷信」9個【前編】」で、間違ったニキビケアを斬っていただいた、虎の門病院・皮膚科部長の林伸和先生。

今回の記事では、”世界のニキビ事情“に関しての驚くべき結果を解説していただきました!

 

まずは、“海外のニキビ治療事情”のデータをご覧ください。

患者数(ニキビにかかった患者さんの数)を100 とした場合の受診率は、フランスで41%、イタリアで39%、韓国で29%、アメリカで23%、ドイツで20%、日本では19%となっています。

データによると、白色人種のほうがニキビにかかりやすく、より重症化しやすいという傾向があるそう!

 

しかし、ここで疑問が! ニキビができやすい白人の方々が多く住んでいる欧米で受診率が高いのはうなずけるとしても、同じアジアでも韓国は、日本より10%も受診率が高くなっています。なぜ韓国ではニキビ治療の受診率が高いのでしょうか。

林先生によると、ひとつの理由として考えられるのは、韓国では30 年以上前から、面ぽう(隠れニキビ)の治療ができる塗り薬が認可されていたこと。そのため、韓国では、隠れニキビの段階から皮膚科にかかってニキビを治療することが当たり前になっているのです。

一方、日本ではどうかというと、残念ながら“隠れニキビ”の段階で皮膚科を受診される患者さんは、ほとんどいないのが現状なのだとか。

「日本では、ニキビはスキンケアや食べ物など、生活習慣の改善によって治ると思われているので、病院を訪れる人が少ないのでしょう。

しかしながら、ニキビは立派な皮膚の病気であり、ニキビをきちんと治すことができるのは皮膚科の専門医です。間違った自己流ケアではニキビは完治せず、特に大人ニキビの場合は繰り返し発症することにつながります。

また、日本では2008年まで、隠れニキビの段階から治療できる薬がなく、医療機関では赤くなったニキビの炎症を一時的に抑えることしかできませんでした。

そのため、ニキビ治療のために皮膚科を受診するということが、まだ習慣として定着していないことも大きな原因だと思われます」と林先生。

 

世界のニキビ治療事情、興味深い結果ではないでしょうか?

そして日本では「ニキビぐらいで皮膚科に行くなんて」と思われがちですが、実はこれが大きな誤解! “隠れニキビ”のうちから皮膚科を受診することで、赤くなったり、あとが残ったりすることを防ぐことができます。

ニキビが気になったら、ためらわず積極的に皮膚科を活用していくのがニキビ治癒の近道なのですね。

 

【参考】

※ 出典:インターネット調査(電通マーケティング インサイト調べ、2011)、JFK患者フロー(ガルデルマ調べ、2006)

※ 林伸和先生 プロフィール

虎の門病院 皮膚科部長。東京大学医学部医学科卒業。米国フロリダ州マイアミ大学細胞生物学教室を経て、関東逓信病院(現NTT東日本関東病院)皮膚科、東京女子医科 大学皮膚科准教授を歴任した後、2011年より現職。日本臨床皮膚科医会 常任理事 地域医療(在宅医療・学校保健)担当。

 

【関連記事】

あの有名コスメでニキビが悪化!? 驚愕の事実が明らかに

誤解したままは超危険!専門家が斬る「ニキビに関する迷信」10個【前編】

誤解したままは超危険!専門家が斬る「ニキビに関する迷信」10個【後編】