江戸時代「願いを叶える」と信じられたパワースポット4つ

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運気を上げたり癒されたりと、パワースポットが人気ですが、パワースポットが始まったのは江戸時代から続く文化のようです。

江戸時代のパワースポットが流行ったのは、江戸時代後期~末期で、願掛けスポットを紹介する『願懸重宝記』が出版されたり、ご利益情報をまとめた『江戸神仏願懸重宝記初篇』も残っています。

当時の信仰の対象は、お地蔵さんや寺院境内の仏様であったり、橋などの建造物の一部であったりして実に多彩。これらの神さまを当時の人は流行神(はやりがみ)といったのだそうです。

現代のパワースポットは恋愛成就がメインですが、この時代のご利益は病気を治すことや災難除け、安産祈願、その他もろもろというふうに大別されていました。

それでは江戸時代に熱狂的に支持された江戸のパワースポットを4つご紹介したいと思います。

 

■1:頭痛・薄毛など頭部に関する悩みには

永代橋の高尾稲荷社は頭部に関する悩みに効くといわれていました。

『高尾大明神』と心の中で祈りながら櫛を髪に撫でつけると、頭痛や頭瘡が治ったそう。薄毛に悩む人にも効果があったといいます。

 

■2:歯痛など口もとの悩みには

赤坂の溜池の付近には、古木の榎があったそうなのですが、“この堤より麻布谷町の方へ下る坂”を榎坂と呼んでいて、この榎坂が歯痛の願掛けの名所として知られていたそうです。

 

■3:眼病など目もとの悩みには

眼病に効くとしてもっともよく知られていたのは、市ヶ谷八幡社の境内に祀られていた地主神の茶の樹稲荷でした。

目を病んだ人は7日間、お茶を飲まず祈願をすると病気が治ったといわれています。このほかにも茅場町の薬師如来も眼病の神として信仰されていたそうです。

 

■4:当時の難病、疱瘡には

今では恐れる病気ではなくなった疱瘡も当時は大変な病で、疱瘡をもたらす“悪神”が赤い色を嫌うということから赤い厄除けグッズも疱瘡除けのアイテムとして重宝されたとのこと。

疱瘡には両国橋が願掛けスポットとしても有名で、橋の真ん中に立ち、「錐大明神」と念じながら錐を3本ずつ川に流し願掛けをしたということです。

 

このほかにも腰痛や痔、イボやタコの解消などが見られ、江戸の人々の願いが身近で、より切実であったことがうかがえます。

パワースポットはその時代の人々の願いをもっともよく表すかたちで存在しているといえるでしょう。

 

【女子旅シリーズ】

※ 一度は行くべき「女の願いが叶う」最強パワースポット10選【前編】

※ 一度は行くべき「女の願いが叶う」最強パワースポット10選【後編】

※ 温泉に浸かって脂肪燃焼!ダイエット効果を高める入浴法

※ エネルギー補給できる!超気軽な距離のパワースポット6つ

※ 江戸時代「願いを叶える」と信じられたパワースポット4つ

 

【参考】

伊勢半本店『紅ミュージアム通信vol.21』