「薬は眠くなる」は誤解?我慢しないで女子力キープ!

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花粉症シーズンがいよいよ近づいてきました。この時期になると、鼻はグズグズ、目は真っ赤になり、「春メイクを楽しむ余裕などない……」と悩む人も少なくないのでは?

いろいろと楽しみたい気持ちがあっても、花粉症によって外出が億劫になったり、外見が悪くなることからも、あまりポジティブに出かけられなくなるのが実際のところ。自分が意図していなくても、確実に女子力が低下してしまうのではないでしょうか?

そんな花粉症シーズンの必須アイテムと言えば、マスクと内服薬! この二種の神器があることで、どうにか花粉症を乗り越えることができるのですが、内服薬に関しては、使用をためらう人も多いのだとか。

その理由とは……?

 

■内服薬につきもの、“鈍脳”とは

確かに薬を飲めば花粉症症状は治まるものの、“鈍脳”と呼ばれる眠気や集中力低下などの症状が現れて困ったことはありませんか?

エスエス製薬株式会社による、花粉症にまつわる調査によれば、内服薬利用者の半数以上(52.3%以上)が、眠気・集中力の低下を実際に経験しているのだとか。

私自身も花粉症重症者のひとりで、2月からゴールデンウィーク頃まで、毎日内服薬を飲まなければ普通に生活を送れないほど。

日常生活にも支障をきたす花粉症シーズンは、本当にツライものです。

例えば、ぼんやりしていたらメールを別の人に送ってしまったり、打ち合わせ中なのについつい意識が飛んでしまったり……など、自分で気付かないうちに、ミスをしてしまうことも多々あります。

とはいえ薬を飲まなければ、そもそも外出もできない状態。薬を使うかどうかは、究極の選択ですよね! 実際に花粉症の人は、薬についてどんな考えを持っているのでしょうか?

 

■花粉症、薬の使用についてどう考える?

「薬を飲んで眠いのは仕方ないことで、我慢しなければいけない」、そんな考え方が当たり前になっていませんか?

花粉症対策の内服薬について、エスエス製薬が実施した意識調査では、「効き目が強い薬は、眠くなる」という質問に対して、3人にふたり(67.1%)が“そう思う”と答えています。

花粉症対策の内服薬ユーザーにとっては、“眠気を我慢するか、薬を飲まずに花粉症で苦しむか”の究極の選択をしなければならない、ツライシーズン。実際に“薬の副作用を気にして使えない”という人も多数存在するようです。

その一方で、「眠気、集中力、判断力の低下のない花粉症の薬があれば服用したい」を“そう思う”とした人が4人に3人(75.3%)であったことからも、効果と引き換えに眠気や集中力が低下する“鈍脳”状態を我慢していることがわかります。

 

■効き目が強い薬は眠くなるってホント?

でも、実は“効果が強い薬ほど眠くなる”というのは間違い! 専門家の見解によれば、眠気を引き起こす原因は、抗ヒスタミン薬と呼ばれる薬が花粉症の症状が起こる鼻や目ではなく、脳内の神経にも作用するからだとか。

「眠気の強い抗ヒスタミン薬のほうが、効果も強い」と思い込んでいる人も多いのですが、抗アレルギー作用と脳内への作用メカニズムは全く異なるものなので、その感覚は勘違いにすぎないのだそうだそうです。

東北大学大学院医学系研究科・機能薬理学分野・教授の谷内一彦先生は、こうコメントしています。

「眠気は抗ヒスタミン薬が脳に移行して引き起こしますが、抗ヒスタミン薬の脳への移行性は薬剤によって大きな差があるため、移行しにくいものほど眠気は少なくなります」

つまり、効き目の強い薬であっても、その作用によっては眠気が少ないものも存在するのです。「強い薬を飲めば症状が和らぐけれど、眠くなるのが心配」と思ってあきらめていた人も、これは朗報ですね!

 

女子力が低下する花粉症シーズンも、あきらめなくても済む答えは“薬選び”にありました。「薬は副作用が強い・眠くなる」と決め付けずに、自分に合った内服薬をうまく取り入れ、“鈍脳”状態を回避して花粉症シーズンを快適に過ごしましょう!

 

【参考】

※ エスエス製薬 「花粉症の男女1,600人に聞く 花粉症実態調査」