あのサプリが胎児の障害発症リスクを低減することが判明!

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妊婦さんにとって、妊娠中の食生活は自分自身だけでなく、お腹の赤ちゃんにもかかわるのでとっても重要!

それを証明するような、興味深い研究結果が発表されました。いずれ赤ちゃんがほしいと思っている方は、是非今からチェックしておいてくださいね。

 

2011年10月発行の米医学誌『Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine(小児・思春期医学)』によると、胎児の先天性欠損症である『神経管欠損症(NTDs)』や『口腔顔面裂』は、妊娠中の母親の食生活次第でリスクを低減させることが可能なのだとか。

米国カリフォルニア・スタンフォード大学、スーザンL.カーマイケル博士らのチームが発表した内容で、“1997年~2005年の間に出産された子供の先天性欠損症を発症するリスクと母親の食事の質”について調べた内容によるもので、その食生活とは、野菜・果物・全粒穀物を主とした、高品質な食事を摂ることだったのです。

野菜や果物、穀類が主の食生活……と聞くと、「当たり前なのでは?」と思いがちですが、詳しく見てみると、ふたつの食事指針に基づいた食生活だったようです。

そのふたつの食事指針とは、『米農務省の食事指針』と『地中海式食事指針』(野菜と果物、全粒穀物、豆類、ナッツ類、魚を多く食べ、適量の赤ワインを飲み、全脂肪乳製品・牛や豚のような赤肉を避ける食事法)。

特に赤ワインを推奨するという点は、目からウロコですよね! 「妊娠中の飲酒はNGなのでは?」という声も聞こえてきそうですが、あくまで適量というところがポイントのようです。

他にも、妊娠中に乳製品や赤肉を避けるなんて、日本ではあまり聞かない話ですよね。

しかし、結果としてそんな食事指針に基づいた健康的な質の高い食事をしていた母親は、子供の無脳症リスクが51%減少。また、口蓋破裂症の発症リスクが34%減少したとのことです。

 

また、研究員は「妊娠前後の食事の質向上や栄養を強化し、“マルチビタミン”の摂取を推奨すべき」と発表しています。

「妊娠中にサプリメント?」とまた首をかしげてしまいそうですが、日本に比べてアメリカではサプリメントは予防医学のために一般的に活用されています。

どうしても食べ物だけでは補いきれない栄養素をサプリメントで摂取することで、健康が底上げされるなら、それは確かに合理的。

しかし、妊娠中は特に口にしたものがダイレクトに赤ちゃんに届いてしまうので、食べ物にしてもサプリメントにしても、産地や成分が明確なものを摂取するようにしたいですね!

 

【参考】

※ Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine