1日1個の「リンゴや梨」が脳卒中の予防になることが判明

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なんと、りんご、梨、バナナ、カリフラワーといった、白い果肉の果物や野菜をたくさん食べると、脳卒中のリスクを52%下げる効果があることが、新しい研究で明らかになりました。

「1日1個のりんごで医者いらず」ということわざはありますが、脳卒中知らずとは驚きですよね。今回はイギリスの公共放送BBCのニュースサイトから、日本人の死亡原因第3位の脳卒中に関するニュースをお伝えいたします。

 

この研究は2万人以上の成人に対して、10年にわたって行われました。参加者は最初に、前年の食事とライフスタイルに関する詳細なアンケートに回答。

そしてこのアンケート情報を元に、参加者の健康状態を10年にわたって追跡し、摂取した野菜や果物の色と、脳卒中のリスクとを関連づけるという手法が取られました。

結果、1日に25グラムの“白い果肉の果物や野菜”を摂ることで、脳卒中リスクが9%減少することも明らかになりました。

また、摂取された白い果肉の果物や野菜のうち、半分以上がりんごと梨で、りんごの平均重量は約120グラムです。

しかし、青菜やレタス、キャベツといった“緑”、かんきつ類の“黄色やオレンジ”、そして“赤や紫”の果物や野菜の摂取と、脳卒中の発生率には関連が見いだされませんでした。

 

それにしても、なぜ白い果肉の果物や野菜だけが脳卒中を防ぐのでしょうか。

オランダのワーゲニンゲン大学で栄養学の博士研究員をしており、この研究論文の主執筆者のリンダ・アウデ・グリープ氏は、その理由はまだわかっておらず、更なる研究が必要だと言っています。

「白い果肉の果物や野菜に含まれている、どの栄養素がこの効果を生み出しているのかを判別するのは困難です。りんごや梨は、どちらも食物繊維が豊富なのですが、他の要素が存在するかもしれません」

それでも、脳卒中予防のために白い果肉の果物や野菜を一定量食べることに、効果がありうるとリンダ氏は言います。

そして、「1日1個のりんごが簡単な方法ですね」とアドバイスしています。

ということは、「白い野菜や果物を食べたら、脳卒中予防はOKね!」と思われたかもしれません。

いえいえ、お待ちください。脳卒中協会のシャーリーン・アフマド博士は、この研究結果から、他の色の果物や野菜を控えないようにと警鐘を鳴らします。

「食物の色だけで、何に効くかということを特定するには、更なる研究が必要だと思います。あらゆる果物と野菜は健康な食生活に必要です。脳卒中の予防には、飽和脂肪酸と塩分が控えめで、バランスのとれた食事や、定期的な運動、そして血圧のチェックとコントロールが肝要です」

 

残念ながらりんごや梨を食べさえすれば、その他はサボれるというわけではなくて、健康的な生活習慣は、何によらず必要ということですね。

ちなみに、脳卒中の予防について、詳しくは厚生労働省の『生活習慣病を知ろう』ページを見てみてください。

とはいえ、りんごも梨も旬を迎えて美味しい季節がやってきます。栄養バランスのアップと脳卒中予防を兼ねて、デザートに新鮮な“白い果肉の果物”を加えてみてはいかがでしょうか?

『まさに目からウロコ…実はリンゴが表情シワを減らす!?』でもご紹介したとおり、りんごには美肌効果もあります。

また、カロリーを見ると、りんご1個(中サイズ300g)で140kcal、洋なし1個(中サイズ320g)で145kcal、チョコレートケーキひと切れで250~350kcalなので、ダイエットの味方にもなりますよ!

 

【参考】

BBC News – An apple or pear a day keeps strokes at bay

厚生労働省:脳卒中の予防法は?