心理学的にはむしろ妊娠中こそ「ネイル」を楽しむべき!?

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「妊娠中は、メイクやネイルをしたり、女性としてのおしゃれゴコロや美容への意識を、いったんガマンしなければならない時期」そんな風に思いがちではないですか?

確かにもともと、妊娠中の女性が化粧をすることに対して、産婦人科界では否定的な立場だったようです。その理由としては、化粧をすることで肌色などが操作されることで妊産婦の健康状態がわからない、化粧は異性への牽引であり母子への心理的悪影響から妊産婦が化粧をすることは好ましくないといったものなどがあげられます。

 

化粧がもたらす心理的な効果については、これまでにもいくつかの知見が積み重ねられていますが、妊産婦が化粧をすることでの心理的な効果について、国際日本文化研究センター研究員で名古屋文化短期大学講師の平松隆円先生らによる共同研究によって、妊産婦が化粧(マニキュア)をするとストレスが軽くなり、否定的な感情状態が改善することが明らかとなったとのことです!

今までに化粧がもたらす心理的な効果に関する先行研究や実践(いわゆる化粧療法やメイクセラピー)では、その多くが専門家による施術を前提としており、化粧をする際に、顔に触れたりしながら話しかけることもあり、先行研究による知見が純粋に化粧によるものか、専門家との言語的コミュニケーションによるものかを曖昧にしていました。

また、化粧は、その施術において肌に触れることを余儀なくされ、効果が肌に触れるものによるか、顔料によるものかをも、曖昧にしていたようです。

そのため、平松先生らの研究では、これらの課題を克服したうえで化粧がもたらす感情調整作用に関する心理学的な効果を検討するため、専門家の介入を必要とせず肌への接触も少ない、“マニキュアを塗ること”によって、ストレス増減の変化や感情調整作用にどのような影響があるのかを調べました。

そしてその結果、妊産婦が化粧(マニキュア)を施すと、緊張や不安、うつや落ち込み、怒りや敵意、そして混乱した感情が有意に低下することが明らかとなったのです!

 

以前、『“衝撃の事実…75%の女性が「口紅を塗ると自信がアップ」』でも、女性がメイクによって自信を持てるとご紹介しましたが、今回の研究結果は、化粧がもたらすこのような肯定的な感情調整作用により、安定した妊娠期間を過ごしていける可能性につながり、ステレオタイプ的に言われてきた化粧の弊害を否定した画期的な発表と言えますね!

お母さんが健康で、精神状態も良ければ、おのずとお腹の赤ちゃんの健康状態も良くなります。メイクが母子の健康状態を維持改善に効果があることを示唆したというのは、妊娠中もメイクやネイルを楽しむことを諦める必要がなく、“普段と同じように生活が楽しめる”ということ。女性としてほっと一安心。喜ばしいことです!

肌色の変化で健康医師状態を観察することは希で、化粧が異性への牽引というのもステレオタイプでしかないということ。メイクやマニキュアは男性のためというより、美容に手をかけてキレイになることで自分の自信をアップさせ、人生をより輝かせて充実させていくものですから! これで妊娠中も安心して美力を高めていけそうですね!

 

【参考】

※ 本研究の成果は、2011年9月30日に開催される第52回日本母性衛生学会総会・学術集会シンポジウム『周産期におけるマイナートラブルとその対処法』で平松隆円先生が報告予定。

第52回日本母性衛生学会総会・学術集会

化粧心理学者 平松隆円