鮭に意外な効果?うつに「ビタミンD」が効くことが判明

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ストレスや過労が原因が、どんどん増えているこの時代。働く女性の中には、「もしかしてプチうつ?」「プチ更年期?」と気になっている方もいるかもしれませんね。

そんな方に朗報! なんとアメリカ・ハーバード大学の研究で、食べ物からビタミンDを摂ることが、更年期の女性のうつを減らすということが、新たな研究で判明しました。

そこで今回は、フランスのニュースサイトnutraingredients.comから、ビタミンDとうつの研究結果をお知らせいたします。

 

アメリカ臨床栄養学会誌に掲載された研究によると、ビタミンDを1日あたり800IU(国際単位)以上摂取している女性は、100IU以下しか摂取していない女性に比べて、うつ病になる確率が21%少ないことが判明しました。

この研究は、8万1,189人にのぼる参加者を観察研究したWHI(アメリカの国立衛生研究所による閉経後の女性の健康に関する研究プログラム)のデータに基づいています。

ハーバード大学のジョアン・マンソン博士率いる研究チームによると、

「このビタミンDによる抗うつ効果は、食品を摂取して太陽にあたることで生成されたビタミンDに顕著で、サプリメントで摂ったビタミンDでは効果が安定しない」

とつけ加えています。

また、将来の研究が進むことで、ビタミンレベルを引き上げてうつ病を予防したり治療したりすることが可能になるかもしれないと予測しています。

ビタミンDには、D3(コレカルシフェロール)と、D2(エルゴカルシフェロール)の2種類があり、D3(コレカルシフェロール)は紫外線を浴びることで、皮膚の中で作られるビタミンDです。より生物活性的なものだと言われています。

マンソン博士の研究チームでは、ビタミンDの摂取とうつ病に関する横断調査と予測調査を行いました。

ビタミンDの摂取に関しては、研究の当初にどんな食べ物をどのぐらいの頻度で食べたかに関するアンケートや、サプリメントに関するアンケートを用いて調査し、うつ病の症状については、充分に確立された指標を用いて調べると共に、抗うつ薬の使用を確認しました。

研究結果は、ビタミンDを1日あたり800IU以上摂取している女性は、うつ病になる確率が21%少ないことに加えて、調査開始時にうつ病でなかった女性に限ると、食べ物から1日400IU以上ビタミンDを摂取している女性が、その後うつ病になる確率が、20%少なかったと報告しています。

よって、研究チームは

「結論として、食べ物からビタミンDを摂ることと、更年期の女性のうつの間に逆相関の関係があることが明らかになった」

と結論づけています。

 

いかがでしたか? 手軽に栄養を補給できるサプリメントではなく、食べ物から摂ることが大切だという点も、何か効果を高めているのかもしれません。

ビタミンDが豊富な食べ物は、鮭やさんま、カレイなど。主に魚に多く含まれています。食事でビタミンDを摂るための目安量は、独立行政法人 国立健康・栄養研究所のページに書かれているので、うつが気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね!

 

【参考】

※ Vitamin D may reduce depression for women: Study

※ 「健康食品」の安全性・有効性情報 – 独立行政法人 国立健康・栄養研究所