特許技術って…スゴい!UV対策しながら「小ジワのケア」が可能に

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多くの化粧品に配合されている“界面活性剤”という物質をご存じかと思います。これは簡単にいうと水と油を混ぜる(乳化させる)ための物質。テクスチャーや浸透を高めるためにも用いられ、便利な反面、使い過ぎるのは、肌のバリア機能にとって良くないという科学者・研究者もいます。

こうした中、界面活性剤を使わずに乳化させる新技術が開発されており、さらにその新技術を用いることで、乾燥による小ジワにも効果を発揮する可能性があるというのです。さっそくご紹介しましょう。

 

■『三相乳化技術』とは?

神奈川大学が開発した『三相乳化技術』は、界面活性剤を必要としない乳化テクノロジー。界面活性剤の代わりに、柔らかい親水性ナノ粒子の物理的作用力(ファンデルワールス引力)を利用した乳化技術で、特許技術でもあります。現在、医薬品の分野でも使われている技術です(特許第3855203乳化分散剤及びこれを用いた乳化分散方法並びに乳化物)。

『三相乳化技術』は、物理的な力で親水性ナノ粒子がオイルの周りに吸着し、オイルをカプセル内に閉じ込めるようなイメージ。界面活性剤が不安定でオイルの性質が変わるのに対し、安定的にオイルのフレッシュな状態をキープできるというものです。これによって、みずみずしい感触と保湿力、浸透力を高めることができるとされます。

 

■乾燥による小ジワを目立たなくする効果も!?

これからの時期、必需品となる日焼け止め化粧品には、紫外線散乱剤が高配合されているものが多いです。みなさんも感じたことがあると思いますが、紫外線散乱剤は水分や油分を吸着しやすいために、肌が乾燥しやすかったり、化粧ノリが悪くなったりという問題点がありました。

健康食品・化粧品の総合受託(ODM)メーカーの株式会社東洋新薬によると、『三相乳化技術』で調整したエマルジョンでは、油相(紫外線散乱剤)と水相(保湿成分)が独立・共存するため、各成分の凝集が起きず、それぞれの作用を十分に発揮させることが可能とのこと。

同社の研究では、三相乳化UVミルクを塗布した部位は、界面活性剤の製品を塗布した部位に比べて、角層水分量が有意に高くなったと報告されています。

また成人女性の顔のシワでの研究でも、三相乳化UVミルクを塗布した側はシワグレードが低下し 、無塗布側に比べて、最大シワ深度も有意な減少が認められたとのこと。保湿成分の作用が発揮され、“乾燥による小ジワを目立たなくする”作用があったとしています。

 

今後、幅広く用いられそうな『三相乳化技術』。新技術が肌を優しく労りながら、ケアするアイテムにより一層活用されそうですね。

 
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【参考】

※ 紫外線と乾燥から肌を守る!界面活性剤フリー化粧品が登場!東洋新薬 三相乳化技術を用いた日焼け止め乳液に抗シワ作用を確認 – 東洋新薬