もはや危険行為!実は太るし生理痛も…「炭水化物抜き」5つの危険

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「炭水化物抜きダイエット」という言葉が流行してから数年たった今。過度の炭水化物抜きは体に悪影響を及ぼすことが指摘され、その考え自体が見直され始めています。

しかし、それでも白米=太るという考えにさいなまれ、未だ白米を摂取することに抵抗を感じる方もいるのではないでしょうか? 

そこで今回は、炭水化物を抜いたときの体へのリスク5つをお伝えします。

 

■1:生理不順や生理痛

厚生労働省によると、炭水化物の栄養学的な主な役割は、脳、神経組織、赤血球、精巣など、通常はぶどう糖しかエネルギー源として利用できない組織に、ぶどう糖を供給すること、としています。

そのため、炭水化物不足であれば、これら臓器に影響を与える可能性があります。また同省の『e-ヘルスネット』では、普段、体は自律神経系・内分泌系・免疫系のバランスによって微妙に調節されていますが、このバランスが崩れると、病気に繋がるとも述べています。

つまり炭水化物不足により、脳や神経組織に影響がおよぶことで、脳の視床下部が司る自律神経や内分泌系にもその影響が伝わり、毎月訪れる生理に影響がでる可能性があるといえます。

 

■2:記憶力・思考力の低下

Appetite 誌(2009年2月号)で発表された、米国のタフツ大学の心理学教授Holly A. Taylor らの研究では、炭水化物を減らすかまったく食べないダイエット法は、記憶力や思考力のような認知力に対して悪影響をもたらす可能性が非常に強いという結果を出しました。

減量プログラムの参加者の女性を対象に、研究者が用意する低炭水化物か低カロリー食のどちらかを選択し、注意力、長期記憶と短期記憶、視覚的注意力、および空間的記憶を含む認知力テスト、および気分テストを行った結果、1 週間の炭水化物を完全に排除した食事を摂った参加者が、記憶力を(特に難しい記憶作業で) 損なったとのことです。

集中力・記憶力を高めるためにも、欠かさず摂取することが必要なようです。

 

■3:憂鬱感、幸せや楽しさを感じなくなる

原因の分からない心の鬱々とした反応が出ている時は、低血糖の状態である可能性があります。

例えば、過度の炭水化物ダイエットでブドウ糖が不足すると血糖値が下がります。そうすると脳はブドウ糖を手に入れるために全身にシグナルを送ります。するといくら炭水化物を抜こうと思っていても、人はつい甘いものが食べたくなり、スイーツ、アルコールなどに手を伸ばしやすくなることが多くなります。

血糖値をあげるために、例えば砂糖を摂った場合、その主成分であるショ糖は栄養素を含まないため、血液への吸収が速く、急激に血糖レベルを上げます。すると、膵臓からのインスリンによって、甘いものを食べる前と同じか、その時以下の低血糖状態になります。

その結果、血糖値をあげるため、副腎からアドレナリンを放出。交感神経が優位になり、怒りやイライラを誘発しやすくなります。感情の起伏を大きく変化させないためにも、無茶な食事制限は控える必要がありますね。

 

■4:太りやすくなる

東京大学教授の石井直方氏の著書『石井直方のトレーニングのヒント』によると、「極端な食事制限をすると脂肪は減らず、筋肉は萎える」と指摘されています。

例えば、大きく血糖値が下がると、脳は「このままでは飢え死にしてしまうかもしれない」と誤解をします。そこで血糖値を上げるためにアドレナリンが分泌されます。このとき一旦は体脂肪を分解し、エネルギーにしようとしてくれます。

しかし、その状態が続き血糖がさらに下がると、次は副腎皮質からコルチゾールというホルモンが分泌され始めます。そして、筋肉を分解し、エネルギー源にする反応を起こすようです。

筋肉などの除脂肪量が低下すると、エネルギー代謝量が低くなります(『e-ヘルスネット』より)。そうなると、逆に脂肪がつきやすくなり、太りやすくなるといえますね。

 

■5:早く老ける

炭水化物の食物繊維や多糖類のでんぷんは、腸内環境を整える上で不可欠です。『e-ヘルスネット』では、腸内の悪玉菌は、たんぱく質や脂質が中心の食事・不規則な生活・各種のストレス・便秘などが原因で腸内に増えていく一方で、健康的な腸内細菌は、ビフィズス菌や乳酸菌(正確には乳酸桿菌)などの善玉菌が優勢としています。

つまり、腸内環境を整えるこれら物質が不足し、悪玉菌が増え、腸の働きが低下すると、便秘、肌や血管、臓器の老化に繋がりやすくなるといえますね。

 

ちなみに、白米の約3倍の食物繊維を含む玄米や、白米と玄米の良さがMIXされた胚芽精米、ビタミンミネラル、タンパク質が豊富なそばやビタミンCの豊富なサツマイモ、カリウム豊富なじゃがいもなどを主食にしていただいてもOKです。

もちろん食べ過ぎもNGですが、全てカットすることは絶対にご法度。内臓から美しくなるためにも、無理な炭水化物抜きダイエットはやめてくださいね。

 

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【参考】

厚生労働省

こころとからだ – eヘルスネット

※ 加齢とエネルギー代謝 – eヘルスネット

※ 腸内細菌と健康 – eヘルスネット