境界線は35歳!? 「男性の加齢」が妊娠確率に影響か…研究で判明

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40代に近づくと女性の妊娠、出産は少しずつ難しくなってくると言われています。その一方で、男性の場合は、60代や70代でも奥さんが妊娠したという話もあり、妊活に関しては男女の年齢で意識の違いがあるというのが現状です。

しかし男性も、年齢と共に“子作り能力”が低下する要素があるという、研究結果が海外で発表されました。その気になる研究とは……?

 

年齢と共に精子のクオリティはダウン

ニュージーランドのオタゴ大学の研究者たちが、30カ国94,000人以上の被験者のデータを含む、90以上の過去の論文や研究を分析したところ、年齢と共に精子の量や運動量が悪くなり、変形またはDNAにダメージがある精子の割合が増えることが明らかとなりました。

女性はある一定の年齢を超えると妊娠しやすい確率が落ちてくることは広く知られていますが、男性に限ってはたとえ高齢だとしても、女性ほど与える影響は大きくなく、これまでさほど重視されない風潮があったようです。

しかし、この研究を行ったドクターは「精子そのものの運動量や、特にDNAのクオリティは妊娠しやすさに大きく影響する」と述べており、結果として年齢が上がるほど妊娠につながりにくい、という結論に導けるのではとされています。

 

ボーダーラインはいったい何歳!?

この論文を発表した研究者たちは、いつから妊娠率が落ちるかについては算出していませんが、「35歳から能力が落ちる」という研究者がいる一方で「40歳から」という説もあり、今後のさらなる研究が必要であると指摘しています。

また年齢を重ねた男性の場合は、女性が妊娠しづらくなったり、女性のパートナーが妊娠しても、流産のほか自閉症やダウン症、てんかんといった病気のリスクが高くなったりするといった影響があるようです。

 現在男性の妊娠力を測る際、精子の数や濃度で判断されていますが、それよりもDNAに損傷がある精子の割合や運動能力がどれだけ高いか、ということの方が重要になるのではと見られています。

 

妊娠を望むカップルは、ぜひ女性の体の準備だけでなく、パートナーの年齢や健康状態も気にしていくとよいのではないでしょうか。

 

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【参考】

Men’s sperm quality declines with age, review of 90 studies confirms – Science Daily