「乾燥対策に水だけ洗顔」はNO!専門医が教える正しい洗顔法紹介

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気温や湿度が下がり、冬の空気を感じるようになりました。ちょうどこのくらいの時期になると、「そろそろかな?」と切り替え始めるのが“肌のお手入れ法”。乾燥対策を意識したスキンケアへと移行する方は多いのでは? なかでも、近年急増しているのが、「朝、洗顔料を使わない」という洗顔法。ですがそれ、本当に正しいお手入れだと言えるのでしょうか。

そこで今回は、秋冬のスキンケアの実態調査と専門医の意見を混じえて、その謎を紐解いていきたいと思います。

 

■洗顔料を使わない女性は●●%! 顔を洗わない人も!?

秋冬のスキンケアで特に変化と影響が大きいのは、朝。朝のお手入れ次第で、日中の肌状態が変わるといっても過言ではありません。

株式会社oricon MEがおこなった「秋冬の洗顔意識・実態調査」によると、「水、お湯だけで洗顔する」と答えた方が44.2%、「洗顔はしない」と答えた方が7.3%いることから、約半数の女性が洗顔料を使っていないということが明らかになりました。

さらに、秋冬に洗顔方法を変えた方を対象に「朝洗顔料を使用しなくなる理由」についてたずねたところ、「冬は肌が乾燥するから」という回答が74.5%とダントツで多いこともわかっています。しかし、そう回答してはいるものの、洗顔料を使用しない方のなかには「肌のテカリやベタつきが気になる」という声も目立っています。

果たしてこれは、正しい洗顔法なのでしょうか。

 

■専門医がオススメする秋冬の洗顔法とは

上記の調査結果をもとに、秋冬の洗顔法について、銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子(けいだともこ)先生にお話をうかがってきました。

慶田先生によると、年齢や性別、気温、湿度によって異なりますが、皮脂の分泌量は季節を通してほぼ一緒なのだそう。よく、「夏は冬の2倍もの皮脂が分泌される」と耳にしますが、実はそうではないのです。

また、夜はスキンケアを済ませて眠るだけだから、「朝の肌は汚れていない」と思っている方もいるようなのですが、そこにも肌荒れの原因となる要素が潜んでいます。私たちの肌からは、寝ている間も皮脂が分泌されます。そして、この皮脂が空気に触れると、酸化して“変性皮脂”という刺激性のあるものに変わり、肌のターンオーバーやキメ、バリア能、水分保持能を低下させるというのです。ここで覚えておきたいのが、変性皮脂は水やお湯では落としきれないということです。そこで必要になってくるのが、洗顔料を使った洗顔法。

慶田先生がオススメする洗顔法は、下記のとおりです。

(1)手を洗って汚れを落とす

(2)洗顔料をしっかりと泡立てる

(3)泡をクッションにして優しく洗う

・ドライスキンの方…Tゾーンのみ洗顔料で使う

・ノーマルスキンの方…Tゾーン+顔全体を洗顔料を使って軽く洗う

・ニキビができやすい方…顔全体を泡のクッションで直接こすらずにしっかり洗う

(4)人肌くらいのぬるま湯で、よくすすぐ

冬でも、洗顔料が必要だということはお分かりいただけましたか? それも、「肌の潤いを奪わずに汚れだけを落とす」ものがオススメ。弱酸性の肌を保つタイプがよいでしょう。洗浄力の強いものは、日常使いにはオススメできません。

 

近頃は、潤いを守りながら汚れを落としてくれる洗顔料も市販されているので、試してみてはいかがでしょうか? 秋冬もしっかり朝洗顔をすることで、キメの整った美しいすっぴん美人を目指しましょう。

 

【参考】

「秋冬の洗顔意識・実態調査」- 株式会社oricon ME

 

【取材協力】

※ 慶田朋子…医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本レーザー医学会認定レーザー専門医。銀座ケイスキンクリニック院長。