認知症予防!専門家が教える「脳を老化させない」食べ物10個【前編】

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認知力の低下は、ある日突然起こるものではなく、20代から少しずつ脳が衰え始めることが、最新の研究で明らかになっています。そして、もの忘れなどの自覚があるのが40代とされています。

しかし、いくつであっても、また、脳の衰えを感じていても悲観することはありません。先進国の多くは高齢社会へと向かい、脳の病気であるアルツハイマー病への研究が進められています。その結果、身近にある食品を積極的に摂取することで、脳へのダメージを抑えることができると分かってきました。

それでは、医学ジャーナリストの山田雅久さんの著書『脳を老化させない食べ物』から、脳の老化を防止する食材を抜粋してお伝えします。科学的に証明されたブレインフード、毎日摂っていますか?

 

■1:オリーブオイル

和食と並ぶ健康食といえば、イタリア料理やスペイン料理に代表される地中海料理。地中海沿岸は、もともとアルツハイマー病になる人が少ない地域であることが知られています。150万人を対象としたフィレンツェ大学の研究を通して、地中海料理がアルツハイマー病やパーキンソン病になるリスクを減らし、長寿をもたらすことが明らかとなりました。

その地中海料理では、オリーブオイルが多用されています。パスタなどは、良質なオリーブオイルで作るのがおすすめです。

 

■2:カカオ

チョコレートのもとになるカカオ。ハーバード大学の調査では、生カカオに近いフラバノールココアを毎日飲んだ時(450mgを1日に2杯)、1週間で8%、2週間で10%、脳への血流が著しくよくなることが分かりました。

フラバノールは苦みのもとなので、加工されたものではなく原料に近いものを選ぶと、効率的に摂取することができます。

 

■3:カレー(クルクミン)

インドやアジア料理で使われる、ターメリックを明るい黄色にしているのがクルクミン。親油性であるクルクミンは、血液脳関門を越えて脳に入っていき脳内に過剰に蓄積すると、認知力を低下させるアミロイドβを脳から掃除し、同様にアルツハイマーに関わるたんぱく質の塊、オリゴマーから神経を守ってくれます。

最低でも月に1度はカレーを食べるよう、心掛けていれば効果が期待できます。

 

■4:コーヒー

コーヒーを習慣的に何杯飲んでいるかという、長期間に渡る調査では、中年期に毎日3~5杯のコーヒーを飲んでいた人は、コーヒーを飲まない、あるいは少ししか飲んでいなかった人と比べて、認知症やアルツハイマー病になるリスクが、65%少なくなることが分かっています。

カフェインには認知力を改善するだけでなく、認知症を予防する可能性があるということです。ただカフェインには中毒性があるので、飲み過ぎにはくれぐれも注意が必要です。

 

■5:ココナッツオイル

脳の主要なエネルギー源は、炭水化物からできるブドウ糖です。そのブドウ糖をエネルギーに変換しているインスリンは、加齢によって働きが低下しがちで、そのため脳が慢性的にエネルギー不足になってしまいかねません。

ブドウ糖の代わりに、唯一燃料として使うことができるのが、ケトン体と呼ばれる脂肪の代謝物。このケトン体を得る方法が、中鎖脂肪酸を含む食品を多く摂ることなのです。

アルツハイマー病薬の有効成分は中鎖脂肪酸であり、ココナッツオイルは自然界でもっとも中鎖脂肪酸を含む食品です。

 

いかがでしたか? 習慣的に何を食べるかで、脳の健康が保たれることがよく分かります。特に40代以降の方や脳の働きが悪くなってきたなと感じる方は、ぜひ毎日に取り入れてみてくださいね。

残り5つは、次回【後編】でご紹介します。お楽しみに!

 

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【参考】

※ 林進(監修)山田雅久(著)(2013)『脳を老化させない食べ物』(主婦と生活社)