塗れば安心は間違い!日焼け止めは「皮膚がんまで防げない」と判明

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日焼けによる身体への影響はシミ、そばかす、シワなどの肌老化。そして、もっと怖いのが皮膚がんです。

科学雑誌『ネイチャー』でこの度、日焼け止めだけでは皮膚がんを防げないと発表されました。毎日、誰もが自然と浴びてしまう紫外線だからこそ、日焼け止めの本当の効果については、私たちが知っておくべきことでしょう。

今回は、その調査結果から日焼け止めの有効性をご紹介します。

 

UVが致命的な遺伝子部分を攻撃

イギリスのがん研究機関の研究員らはマウスを使って、皮膚がんや紫外線によって引き起こされる病気を、日焼け止めで予防できるかについて研究を行いました。

その結果、紫外線は肌の色に関わる、色素細胞のDNAに直接ダメージを与え、メラノーマと呼ばれる悪性黒色腫を増加させると判明。さらに”がん抑制遺伝子”という別名を持ち、紫外線によるダメージから自分自身を守る働きを本来持つ“p53”という遺伝子部分が、特に損傷を受けていることがわかりました。

日焼け止めを塗った場合は、メラノーマの増殖を抑える効果は見られましたが、p53遺伝子へのダメージは、割合は減るものの、依然としてあることが明らかとなったのです。

私たちの体は、自分自身を守る働きを本来持っているのに、紫外線はまさにその部分を攻撃しており、日焼け止めでそれを完全に阻害することはできていないのです。

 

日焼け止めに頼りすぎはダメ

私たちは、日焼け止め無しで外に出ると、帽子や日陰を求めて肌を守ろうとする意識が働くのに、一旦日焼け止めをつければ「もう大丈夫」と安心してしまう傾向があります。「日焼け止めをつけたからちょっとくらい平気」、そんな過信と思い込みで、太陽に皮膚がさらされる時間を長くしていると、この研究者は指摘しています。

では具体的な紫外線からの肌の守り方ですが、長袖の服や帽子を利用したり、日陰に入るなどの対策がやはり必要です。そして、洋服ではカバーできない部分に日焼け止めを塗って、紫外線から守ることが大切です。

 

皮膚がんはイギリスでは5番目に多いがんで、日本でもメジャーではないものの、皮膚がんと診断されている人は実際にいます。美肌目的だけでなく健康のためにも、紫外線から守るよう気をつけることが大切ですね。

 

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【参考】

New clues to skin cancer development show sunscreen is not enough – Cancer Research UK