衝撃!わずか100年前は男性も「メイクがフツー」だった!?

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化粧文化を研究している、石井かおり駒沢女子大准教授の著書『化粧せずには生きられない人間の歴史』によると、こんな記述が!(※1)

男性にも歴史的に化粧する文化があり、日本の場合、男が化粧をしなくなったのは明治維新以降のたかだか100年にすぎない。

男性も、わずか100年前はメイクをするのが一般的だったんですね。

 

ちなみにどんなメイクをしていたのかというと……。(※2)

日本では古代から大正時代に至るまで、お歯黒と呼ばれる歯を黒く塗る化粧が行われていた。平安時代には男性もお歯黒をすることがあった。

(中略)

男性も、公家が古代より白粉などで化粧をする習慣が存在し幕末まで続いた。武家もやはり公家に習い公の席では白粉を塗っていたが、江戸時代中期には、化粧をして公の席へ出る習慣は廃れた。ただし、公家と応対することが多い高家の人達は、公家と同様に幕末まで化粧をする習慣を保持していたほか、一般の上級武士も、主君と対面する際、くすんだ顔色を修整するために薄化粧をすることがあったという。

歴史をひも解くと、そのほとんどの期間、メイクとはむしろ男性の領分でした。とくに身分の高い権力者たちほど、メイクが日常的だったというわけです。時代を動かしている男性の中でメイクが一般的だったという事実は、現代社会でキャリアを目指してステップアップしていきたい男性にとっても、とっても興味深いことなのではないでしょうか?

時代背景によって好まれるメイクの方向性やメイクの仕方が違うことも、面白いですよね。

 

しかし、今は男性のメイクは一般的とは言えません。

俳優や歌舞伎役者の舞台用の派手なメイクやテレビ用映りを考えたメイク。サッカーや野球選手がデーゲームの時に目の下に塗るシャドウ、お祭りで神輿を担ぐ男性の目尻の紅など。

理由はあくまで『仕事などにおいて、自分を魅力を示すため』『利便性の追求のため』という、2点に絞られると思います。

昔は、むしろ女性をリードしてきた『男性のメイク』!

100年前まで当たり前だった『男性が日常的にメイクをする時代』について、あなたはどう思いますか? また訪れると思いますか?

 

【参考】

※1. 石田かおり(2000)『化粧せずには生きられない人間の歴史』 講談社

※2. 化粧 ― Wikipedia