臭いで脂肪量を判断?高脂肪の食品に惹かれる「驚きの理由」とは

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人は誰もが、食べ物に含まれている脂肪の量を多いか少ないか、臭いだけで区別することができ、無意識のうちにその食事が自分の身体にとって、どれだけ栄養があるものか判断しています。

私たちが知らず知らずのうちに、高脂肪高カロリーのメニューが食べたくなってしまうのは、そんな人間の本能ともいうべき不思議な力が関わっているのです。

今回は、そんな不思議な力が働くことを証明したある研究を紹介します。

 

食習慣や肥満度に関係なく誰もが持つ能力

アメリカの科学研究所モネールセンターが行った実験で、人は臭いだけで、食べ物に含まれる脂肪分を嗅ぎ分けられる能力を持っていることがわかりました。

実験では、3つのコップに牛乳を入れ、そのうちひとつだけに脂肪分の量が異なる牛乳を用意し、目隠しをした人に、どれが異なる牛乳か当ててもらいました。すると多くの人が、嗅覚だけで牛乳に入っている脂肪の量を判断できたのです。

この実験は、アメリカのフィラデルフィアと、アメリカ人よりも牛乳の消費量が多いとされる、オランダのヴァーへニンゲンでも行われましたが、国籍や食習慣などに関わらず、脂肪分が違う牛乳を見事に当てることができたのです。

またフィラデルフィアでは、標準的な体重の人と、太った人とに分けて同様の実験を行いましたが、体重の重さにも関わらず、多くの人が脂肪分を臭いだけで嗅ぎ分けました。

 

人の進化に必要な能力だった?

例えばお肉好きの人が、誰よりも早く焼肉の臭いに反応したり、スイーツ好きの人が、いち早くケーキやクッキーが焼ける臭いに気づくように、ある特定の人だけが持つ、ずば抜けた感覚のように思う人もいるでしょう。

しかし、人が臭いだけで脂肪を嗅ぎ分けられるこの能力について、科学者は「人が遠くからでも食糧を発見するために必要な力であろう」と分析しています。

なぜなら、脂肪はまさに栄養のかたまりで、人が生き残って進化していくために必要なものだからとのこと。つまり、私たちは無意識のうちに、脂肪がたくさん含まれる食べ物を見つけ、無意識のうちにより脂肪分の高い料理に惹かれている可能性があるということのようです。

 

人が大きく進化していた太古の昔ならともかく、飽食の現代においても私たちはこの能力を駆使し、脂肪がたくさん含まれるものを欲してしまうのですね。何か違った使い方はできないものでしょうか?

 

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【参考】

Humans can use smell to detect levels of dietary fat – Science Daily